小田原「ひきよせ」の器  〜パリのDior本店にも展示された匠の技〜


 小田原の「ひきよせ」は、寄木をろくろで挽いて作ります。それは「木地挽き」という技法でつくられ、棒状にした板を一枚の寄木の板にし、それらを輪にカットしたものを重ねて接着したのち、ろくろで削っていきます。この方法は無垢の木を削る場合とくらべて、材料に無駄がなく、木々を有効活用できます。
(詳しい説明はhttp://hikiyose.jp/making.html

 「寄木」と聞いて思い浮かべるのは「箱根寄木細工」。この寄木の技法木地挽きの技術が合わさって、デザインも美しく誕生しました。

 私は実際に「ひきよせ」の数々を見てみました。木の温かさがありながらも、洗練された形とデザインでした。手触りや、ひきよせの厚みも絶妙で、美しさにみとれてしまう器でした。 

 この「ひきよせ」は、なんとパリのDior本店で展示されています。バイヤーも絶賛の、世界に認められた器でもあるのです。

 「ひきよせ」は、15種類の器の形と、メープル・ひのき・ウォールナットの3種類の木のラインナップがあります。器の形は同じでもそれぞれの木のよって全く雰囲気が違います。数千円の手頃なものからあるので、ひとつひとつ集めていくのも楽しそうな器です。